20230717 瀧本いち華『おとな性教育:人には言えない男女の悩みをすべて解決する』を読んだ。

あくまでも異性愛者むけの本

性教育界隈では,ここ最近話題になっていたと思う本『おとな性教育』を読んだ。ひとつ疑問がのこるところがあるとすれば,あくまでも異性愛者向けの本であるという点。セックスが好きになれないという人のなかには,みずからの性的志向について,確定したものを持っていない人もいる。たとえば,恋愛はするが性愛はしない,など。この本では,性愛を望まない人に関しては,いわば「置いてきぼり」になっているのではないかと感じた。もし,きちんとレビューするのであれば,精読する必要があるかもしれない。

 

 

広義の「性教育」の充実を

それにしても,学校で適切に習わない広義の「性」に関しては,自発的に勉強してお互いに理解していくほかないよな,というのが正直なところである。たとえばマジョリティであるはずの異性愛についても,どのように関わればよいのかわからないという高校生・大学生のなんと多いことか。恋愛関係における,深い人間関係を避けた結果,いわゆる「身体だけの関係」になっている人も一定数いるようにみうけられる。

 

 

もっと外国から学べることが多いはず

情報教育だとか,英語教育だとかという次元の前に,まだまだ外国(例えばオランダなど)から,たくさんのことを学ばなければいけないだろうというのが性教育である。たとえば,最近自分が関心のある「アセクシュアル」という性志向についても,日本語でweb検索するよりも,英語の記事の方が充実している(まあ,あたりまえか)。

話がどんどん飛んでいくが,国力をつけるために,諸外国に追いつけ追い越せの議論において必ずでてくるのは,理数教育であり情報教育であり,英語教育である。だけれども,それは国家として外面は繁栄させるのかもしれないが,内面は繁栄させないのではないか。深みのある・中身のある人間をそだてるということの方が重要である気がする。

 

ブログの投稿について

ここ二つの記事は,ひたすら書いて投稿という流れであって,とくに何も添削をしていないが,やはり投稿する以上は,➀マインドマップ→②論点を整理→➂ひたすら書く→④添削→➄投稿 という流れを作った方が良いのかもしれない。

 

まあ,ひとまず最初は,(できれば1週間に数本程度の)ほんの少し投稿を継続して行っていく,ということを目標にしようかとおもう。それがある程度できるようになってきたら,添削ありの投稿をしてみようかな。